duckblueの文化的生活

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KPOPを主に、音楽、書籍、映画etc... 文化的だと思われる色々について綴る、女子大生のブログ。

なぜKPOP界に「中島健人」がいないのか

 

こんにちは、duckblueです。

今回は、少し前から考えていたことについてつらつらと書いていきたいと思います。

タイトルにもあるように、「なぜKPOP界に『中島健人』がいないのか」ということについてです。

 

まず、中島健人くんのことは、皆さんきっとご存知だと思います。
ジャニーズ事務所所属Sexy Zoneのメンバーの一人で、その王子様キャラとファンへの神対応で有名ですよね。

いきなり余談なのですが、Kドルを追っていてあんまりジャニーズのことを知らない私が、ジャニーズの中で一番好きなのがSexy Zoneです。
曲とか全然知らないし、ただ外から見たイメージですが、グループ内キャラのバランスが良いと思います。正統派常識人あり、王子様あり、ツンデレオッパあり、天然元気系あり、世話の焼けるマンネあり。そしてみんな面白くて良い子そう。24時間テレビ頑張れ。

 

話を戻して、私が「中島健人」としているのは、もちろん「なぜKPOP界で中島健人が活動しないのか」という意味ではなく、「なぜKPOP界で中島健人のような王子様キャラがいないのか」ということです。

ここで中島健人くんの王子様神対応を例として挙げると、握手会にて「初めまして!」と言ったファンに対して「このあいだ夢で会ったじゃん」、また「今日連れて帰って下さい」と言ったファンには「バカここで言うなよ。後であそこのカフェで待ち合わせしてんじゃん」と返す。

どうでしょうこの対応。素晴らしいと思いませんか?思わず「振り切ってるな~」とつぶやいてしまったほど、清々しいぐらいにアイドルをしていらっしゃる。何をすればファンが、テレビが、あるいはお茶の間が喜ぶのかをちゃんと計算して、求められていることをしっかりこなす。まさにJの字のアイドルだなあと思います。

と、ここで中島健人くんに心の中で拍手喝采をした後、ふと思いました。
「KPOPアイドルでこういうキャラっていなくないか?」(いたらごめんなさい)

現状、私が知っているKドルの中でこのキャラに一番近いのは、我らがたこやきプリンスNCTユウタだと思います。特にソバンチャ期はこういう発言が多かったと記憶しています。ただ、彼も中島健人くんと同じ日本人なので、王子様キャラ的行動をしても、不思議ではないと思います。

では、この問題に対する私なりの答えを書いていきたいと思います。

 

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(ジャニーズの写真ってどこから探せばいいんや…マスターさんはおらんのか…)

 

①「愛してる」はKドル最頻出重要フレーズ

まず一つ目、王子様キャラの決め台詞「愛してる」が、KPOP界においては決め台詞にならない、ということが挙げられます。カメラが回っているときやファンとのイベントのとき、「皆さん愛してる~」と言わないKドルはいません。二言目には「愛してる」がきます。愛してる多用文化の韓国では、これを言ったからといって何らかのキャラが立てられるわけではない、というか、言うことが当たり前である。王子様キャラ云々には繋がらない、というのが一つ目の理由です。

 

②「愛嬌(エギョ)文化」との対立

続いて二つ目は「愛嬌(エギョ)」との関係です。KPOPを好きになりたての頃は、この愛嬌というのがどうにも理解できませんでした。成人男子のかわいこぶる姿を見て何が楽しいんや?と思っていました。今ではすっかり慣れて、私も喜んでいるうちの一人ですが。
私は「愛嬌(エギョ)をする」というのは、自分を下に下げる行為だと思っています。地位を下げるとかそういう意味ではなく、心理的な位置を下げる行為。「かわいこぶる」「親しみをもたせる」ことで、ファンの方に一段降りる、そういう行為だと思います。対して「王子様キャラ」は自分を上に上げる行為です。まず王子自体が庶民から見て地位が高いので当たり前ですが、「王子様キャラ」に恍惚とすることはあっても、親しみを感じることはないでしょう。
韓国では、ファンや番組スタッフなどが愛嬌をよーく求めてきます。どんな愛嬌ができるかというのも、Kドルの重要な要素の一つではないかと思います。求められていることと反対に位置する「王子様キャラ」は、当然受け入れられないから存在しない。これが二つ目の理由です。

 

③「対全員」の危険性

最後に、三つ目は「対全員」の危険性です。これはアイドル側からの視点です。星の数レベルで存在するKPOPアイドルの中で生き残っていくには、言うまでもなくファンの多さが重要な要素です。そして、韓国のアイドルとファンの関係はかなり独特で、アイドル個人と大手ファン(または大手ファンダム)は密接な関係にあります。マスターさんの存在、誕生日サポート、軽食サポートなどなど、ある程度のレベルに到達したファンは、特定のアイドル一人に多くのお金と時間を費やします。日本のアイドルを追ったことがないので分かりませんが、この、「特定のアイドル一人に」というところは日本にはあまり見られないのではないかと思います。
何が言いたいかというと、個人対個人の関係を大切にする韓国アイドル社会において、全員を等しく特別扱いする王子様キャラは、自分の首を絞めることになるということです。王子様キャラの特別扱いはものすごくオープンですが、韓国アイドルファンが求める特別扱いは、もっともっと閉鎖的なものだと感じています。自分の名前を覚えてくれた、プレゼントを使ってくれた、目線をくれた、など、自分と推しだけの世界がどれだけ発展するかを求めていると思います。そしてアイドル側も、誰が自分のファンで、よく物をくれて、尽くしてくれているかをよく分かっている。
ここでもし、誰かが王子様キャラなんてやろうとしたら、今まで自分を支えていた大手のファンが離れていくでしょう。どこかで、「アイドルは自分のマスターが閉鎖するのを恐れている」みたいな記事を読んだことがあります。生き残るためには、「対自分のファン全員」を表に出すのではなく「対個人」のサービスを行っていると、ファンに錯覚(もちろん「対全員」であることも間違いないので)させなければならない。「みんなのアイドル」ではいけない。これが三つ目の理由です。

 

 

まとめるとKPOP界では①王子様セリフの効果はいまいち②届かない王子様よりも愛嬌を求める③「みんなのアイドル」では生き残れない からということです。

私が今挙げた理由以外に、もっともっといろんな理由があると思います。
端的に言ってしまえば「なぜKPOP界に『中島健人』がいないのか」の答えは「そういうキャラは求められていないから」となりますが、そこを自分なりにもう少し掘り下げたのが上の内容です。
皆さんはどう思われますか?

 

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個人的には、今後中本悠太先輩に、これらのデメリットを全て超越した王子様キャラをやって欲しいと思っています。きっとめちゃくちゃ楽しいし面白いと思う。

ちょっとまとめが雑になりましたが、いろいろ考えることができて楽しかったです。ジャニーズとKPOPってやっぱり全然違うな。

 

次にブログを更新するのは、たぶんnct2018関連の話題になると思います。SMの本気度が段違いなのが見て取れる今回のカムバ、さすがに6つのMV全ての感想は書けないと思いますが、楽しみに待っていようと思います。